古帛紗(ふくさ、帛紗、袱紗)1

 有職(ゆうしょく、ゆうそく)文様とは・・
  有職織物とは
 有職とは元来有識であって、これは宮廷公家の人々が教養として心得ているべき宮廷の儀式・行事・服飾・調度などに関する知識を言います。この有職を通じて公家の諸形式が整えられ、伝統が保たれ得ました。従って有職織物とは公家の間に永く受け継がれ、用いられた織物の呼称で、それらは公の好みを強く反映し、優雅で高い趣味性を特徴としています。文様についても有職織物の母体となっ天平裂(てんぴょうぎれ)に見る奈良時代の染織文様に比べると、活動的なもの、空想的なもの、異国的なものは、有職文様では身近な親しいもの、優しいものに変わり、次第に類型化し、例えば花や鳥の丸文、立涌文、亀甲文、唐草文などに公家の洗練された気品を示しています。

 二陪織物(ふたえおりもの)とは・・
 
 平安時代(9世紀~12世紀)に日本の宮廷貴族社会で発達した織物の一つで、格の高い人しか使用できないものとされていました。
 この織物は、地紋と上紋を織る二種の技術で作られているためこのように呼ばれ、二重織物という字も当てられます。そして上紋は刺繍のようにその部分だけ色糸を織り入れていて、ふっくらと浮くようにして地紋に対して上紋を立体的に見せ、平安貴族の上品で優雅な趣きを表しています。




古帛紗  入子菱地に丁字文(かにちょうじもん)二陪織物


古帛紗萌葱入子菱地かに丁字文表

 表は白のに丁字文を中央に配しております。
 上下対称文様のため、どちらも表となります。



 これらの格式高い有職織物は現在、髙田家のみしか製作できないものです。





 古 帛 紗  裏側   品名コード           仕      様    寸  法    価   格
古帛紗紫入子菱地かに丁字文   04-16-01 表裏 
紫入子菱地に丁字文
        二陪織物

表側には白のに丁字文を中央に配しております。
上下対称文様のため、どちらも表となります。
 長さ 15.2cm
 巾  15.9cm
  12,000円

  税込
  13,200円
古帛紗萌葱入子菱地かに丁字文   04-16-03 表裏 
萌葱入子菱地に丁字文
        二陪織物


表側には白のに丁字文を中央に配しております。
上下対称文様のため、どちらも表となります。
 長さ 15.2cm
 巾  15.9cm
  12,000円

  税込
  13,200円
古帛紗山吹入子菱地かに丁字文   04-16-04 表裏 
山吹入子菱地に丁字文
        二陪織物


表側には白のに丁字文を中央に配しております。
上下対称文様のため、どちらも表となります。
 長さ 15.2cm
 巾  15.9cm
  12,000円

  税込
  13,200円
古帛紗薄紅入子菱地かに丁字文   04-16-06 表裏 
薄紅入子菱地に丁字文
        二陪織物

表側には白のに丁字文を中央に配しております。
上下対称文様のため、どちらも表となります。
 長さ 15.2cm
 巾  15.9cm
  12,000円

  税込
  13,200円
古帛紗浅葱入子菱地かに丁字文   04-16-08 表裏 
浅葱入子菱地に丁字文
        二陪織物

表側には白のに丁字文を中央に配しております。
上下対称文様のため、どちらも表となります。
 長さ 15.2cm
 巾  15.9cm
  12,000円

  税込
  13,200円

この古帛紗は表、裏とも入子菱地に丁字文二陪織物です。




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 宮廷において1000年あまりもの間受け継がれてきた絹織物を皆様にご理解いただきたいと考え、ホームページによってご紹介をさせていただきました。撮影技術の関係で品格の高い有職織物を、映像では明確に表わせません。ご了承下さいますようお願いいたします。



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