著作権について
当方が数百年の歴史の間に製作してまいりました装束、それに関する織物、調度類の文様や映像、そしてそれらの解説文、研究発表をした論文などの情報を、インターネット上もしくは、復元装束、雛人形、書物、展示会などで無断利用する例があります。
インターネット上で、当方がホームページにおいて発信する情報(映像や解説文)、もしくは当方が関係した書物などによって、我々が発表した情報(映像、写真や解説文)、それに宮中装束等の装束自体、文様図、かさねの色、名称、解説等には著作権があります。
また、当方が製作してまいりました装束、織物などの文様意匠、図、映像および、解説文や研究発表論文などには、所蔵者に権利があるのと同時に、製作者側にも著作権があり、無断で使用すれば、著作権侵害になると思われます。
無断で利用する人の多くは著作権があることに気付いていないか、気付いていても「営利目的ではない」、「個人のページ」という理由から、転用、利用していると考えます。
使用を希望する場合には著作権者の承諾が必要となり、ホームページ上などにおいて、当方に関する、もしくは発した情報を参考文献として引用する場合にも許可が必要です。出所を明らかにすれば、許可がされるわけでもありません。
著作権者の承諾なしにコンテンツを複製、他の電子メディアや印刷物などに2次、3次使用(転用)することは、著作権法に触れる行為となります。要約紹介であっても、無断で行えば同じことです。
それ以外にも、当研究所発行および当研究所所長の主著書、共著書の映像、写真および、解説文や研究発表論文ほかを許可なく複製、出版、放送、販売、貸与などの行為をすることはできません。記事全文ではなく一部だけ抜き出した場合も同じです。
特に当方が製作、発表、関与した件につき、明らかに当方に権利があるのにも関わらず、2、3次使用で、他の人に公表する場合も権利を侵す場合があります。
リンクされる方も許可が必要となります。なぜならインターネットでリンクについても、表示の仕方によっては、問題が発生する可能性があるからです。
著作権は原則として田装束株式会社および、田装束研究所が所有しています。
慎重に扱う理由について
それは、誤情報を流したり、正確な名称、解説または言い伝えられている名称とあまりにもかけ離れていることを改め、より正しく伝承していきたい考えがあるからです。現今、宮廷装束を売り物にし、誤情報をまたさらに2次、3次的に使用していく傾向があり、服制の乱れがかなり見られます。我々は現在、宮中装束の唯一の製作伝承者として、装束様式における時代の変遷を踏まえ、現代において古典美の真の姿を考究しつつ、今もなお製作、研究に勤めております。
また復元と称して、皇族方々の装束を製作しているものがおられたら、これもまた困ったことです。それは当方で製作された格式の高い宮中装束とは異なるため、人々に誤解が発生することとなり、後世誤って伝えられる可能性もあるからです。
当方が製作してまいりました装束には、所蔵者、管理者、製作者に権利が発生し、それらに関する全ての意匠、情報などを無断で使用、転用、再利用することは権利の侵害となります。また、装束所蔵者、管理者、製作者の正式発表情報とあまりにもかけ離れ、異にした、装束、意匠などの解説を一般に公表することも認められません。
また、当方で製作いたしました装束について、当方の関与なしで、もしも他で解説などがされている場合がありましたら、ご注意いただくようお願いいたします。装束の復元と称して、当方が意匠登録をした文様、配色などを無断で利用している所がございましたら、そちらもご注意いただくようお願い申し上げます。
田家では、当方が製作いたしました皇族方々の御儀式における御装束の文様、襲ねの色ほかを意匠登録をしております。営利、非営利にかかわらず、装束、雛人形、和服などにおいて復元製作や、文様、映像、解説等の情報の引用を禁じます。
(平成になってからのものについて言えば、皇后陛下御即位式・宮中祭祀御装束、皇太子妃殿下御婚儀・宮中祭祀装束、秋篠宮妃殿下御婚儀・御即位式装束、着袴の儀御装束等の色彩と文様は、思し召しに従い、当研究所前所長田倭男が新たに意匠し、命名したものです。)
皇室の御装束を複製・復元と称して製作、展示することはご遠慮下さい。
(例えば御祭服・御束帯黄櫨染御袍・御引直衣などは天皇陛下のみご着用できるものとされているからです)
令和度、皇后陛下・皇嗣妃殿下「御即位礼・立皇嗣礼・宮中祭祀」御装束等の色彩と文様は、思し召しに従い、田装束および高田明男が新たに意匠し、製織・製作・命名をいたしました。田装束の著作となり、宮中の御装束を復元・レプリカ・再現と称して製作することを禁じます。書物・図版関連にも許可なく使用することができません。
また私どもの製作・命名した御装束の名称等について、想像で解説をされているところが見受けられ、誤りが多くございます。ご注意願います。
なおこのホームページの全ての内容は研究所所員が製作しております。